猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話を書いた

優しい女の子とキスをした。すぐに放課後になって靴を履き替えようとしたら、靴がなくて、かわりにサンダルが山のように入っていて、しかもどれも片方だけだった。女の子はぼくを待っていた。でも彼女の優しさにも限度がある気がした。急がなきゃ、と思って見ると下駄箱には本が並んでいて、彼女が立ち去るのが分かった。目覚めて思うに、裸足で行けばよかった。
 
小山の上で。乾いたマキを、クマは組んだ。ハートが必要だったから。私は太鼓のかかりだった。火をつけて、クマは一風変わったステップを踏みはじめた。ハートふれ、ハートふれふれ、ハートふれ。ハートよ、空から、わんさか降りてこい。この辺りでも珍しいハート乞いの儀式であった。
 
一週間、働いて。天上にのぼると静かだった。歩いていると、こんな立て札がたっていた。「神様はお昼寝中」
神様はずっとお休み中か。その隙間に世界は産まれたのかも。そう考えれば、いろいろ辻褄があう。ポンと手を叩いたところで目が覚めた。夢から覚めてみると、何がどう辻褄があうのか、さっぱりだった。