こんな話を考えた 「永遠のともだち」
永遠のともだち
ひとりレストランに入り、食事をとるのは恐ろしい。回りの客も店員さんも、お一人さまには冷たい。もの凄い目で睨みつけてくる。過酷な視線に耐えきれず叫びだし、店から叩きだされるお一人さまは多い。そうした手間を嫌い自分から席を立ち、化粧室で自殺してしまうお一人さまもいる。ひとりで夕食をとるのは、恐るべきことだ。
……という訳で、うす暗い路地で私は待ち伏せをしている。適当な相手がきたら後ろから近づいて、手にした棍棒でゴツンだ。のびた相手を台車にのせて、ゴロゴロ。食事に行く予定。