猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

こんな話を書いた 「夢の英雄」

眩しかった。強烈な日差しは容赦なく箱庭のような街を炙り、いまにも燃えそう。て思っていたら、煙りがのぼった。それを見て、ぼくはとても焦った。──鐘をならせ!救急車!救急車!じゃなくて消防車だ。119番、はやく電話しなきゃ!──でも携帯はなくて、…

長文苦手

月並みだが。やっぱ140文字制限は偉大だと思う。せめてワンブロック140×2くらいにまとめてもらった方が僕は読みやすい。1000文字書いたらネットでは長文の部類ではないか?と個人的には思う。ざっと3000文字ほどの長文がびっしり詰まっているページを見ると…

こんな話を考えた「Kのダイエット」

Kのダイエット Kがポンとお腹を叩くとお肉が揺れた。ぷるん、と。ポン、プルン──という訳で彼はダイエットしようかな、と考えたのだった。まずKは電車に乗り街へと出かけ、靴屋さんに入った。そこで割と良いランニング・シューズ を買ったのだった。これ…

おはよう

俳句脳、始動せず。

最近、俳句がつくれていない。毎日、一句ひねりませう、とか考えていたのに全然だめだ。思うに俳句をつくるのにも、そうした姿勢みたいのが必要で。暇があったら季節の風物に目をとめ五七五に文字を並べちゃうぞ、ってどこかで思ってないと。俳句脳が始動し…

へのへのもへじ

こんな話を書いた「わたしパイロット」

朝、起きてわたしは考えた。わたしの頭の中には小さなわたしがいて、わたしを操縦しているのではなかろうか?すると頭の中の小さいわたしたちがこたえた。……フフフ、かもね。わたしの頭の中の小人さんたちの声はわたしより少しだけ甲高い。当然ながら、わた…

こんな話を書いた。「ぼくの世界呪詛計画」

リア充爆発しろ!てゆうか世界爆発しろ!…て言ったら怒鳴り返す奴がいた。凄い剣幕で。命を大切にしない奴ぶっころす!はっ、顔まっ赤!しかし、おっそろしい。おれは応えた。「おはよう」…世界爆発しろ!という気持ちをこめて。おはよう!おはよう!相手も…

神無月出帆

旅に出るなら10月、というのが家訓なのだった。母は息子に言った。「ゆけ、とび丸。汝、放たれたる矢。旅立ちのときぞ」 とび丸は名前のとおり丸い子だった。とび丸は一本道の向こうを指さす母を見上げ、はい、と答えると、ころころと歩みだした。峠の道。…

にゃあ

「ニャア」だけですべてをすませよう、という人は多くはないが、そう斬新な試みという訳でもない。何をいっても「ニャア」。万能の「ニャア」。無限のニュアンスに開かれた「ニャア」。ヒッキー文学の祖、カフカもこう述べている。 「あなたが感じられるとい…

O型殺人事件

最後に探偵は言った。 「こうして事件は解決された。非常識な自殺だ。すべてはお調子者の悪ふざけだった。彼は愉快犯。典型的なO型だった。ここで思い起して欲しい。この事件にはお手本があったということを。ちょうど10年前に起きたA型事件がそれである…