猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

プンプンとひとり頬張る桜餅

作者はなにか腹をたてていたのだ。それで →「プンプン」 でもその怒りをぶつける相手も身近に居なかったので →「ひとり」 何かを食べちゃうことにしたのだ。 →「頬張る」 本当はなんでも良かったのだけれど、まあ季節感をだして →「桜餅」 にしました、って…

ぐるぐる

ぐるぐる 確かに ただぐるぐる回っているだけのように見えるだろう ヒモに繋がれた犬 中心には一本のなんでもない杭がある でもただ ぐるぐるしている訳じゃない とぼくは思うな 確かにこの円運動は退屈だけど 犬はその道を踏み固め 軌道を明瞭なものにしつ…

昼寝した窓の向こうは軽い雨

起きたら夜だった。昼、急な眠気に襲われそのまま眠りにおちていた、ということをぼんやり理解した。無事つながった昼と夜の記憶。カーテンの向こうには雨が降っていて、街灯に照らされた鮮やかな緑の下を人影が横切った。この部屋を出て傘をさして歩いてゆ…

腹でなくもう年老いた春の猫

けさ起きたらお腹がなった 微妙に 年老いた猫の鳴き声のようにも聞こえた きっと彼も微睡んでいたのだ 遠く仲間たちの声を聞き顔をあげ彼は考えたのに違いない もうそんな季節なのかと それで挨拶をするように声をあげたけど その喉はもう枯れていて 微妙な…

自句自解・春うらら明日の天気は晴ればかり

春うらら明日の天気は晴ればかり 今日、作者はやわらかい日に照らされた公園を歩いた。すると幼稚園児らしき子供らが滑り台のところにかたまっており、空に向かって靴を蹴りあげては「あした天気になーれ」と大声を張り上げていた。けれど彼らが履いていたの…

「スカイ・クロラ」見ました。

最近、ぜんぜん本が読めないのであった。買ったはいいけど、ぜんぜん読みすすめられない本と睨めっこしてても、なんだし。それでTSUTAYAさんに行って、このDVDを借りてきてみました。 タイトル『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』。原作は森博嗣。監督は押…

こんな話を考えた 非実在少女オミナギ

非実在少女オミナギ もうあまり人が訪れることもなくなった場所で、自称「非実在少女」オミナギはぼんやりしていた。まあ何時だって、ぼんやりしているのだが、その日は特別にぼんやりしていた。オミナギのプログラムを書いた制作者がお亡くなりになって、今…

「啓蟄」

きのうは暖まった土の中から虫が出てくるという「啓蟄」だったらしい。それで以下のようなマンガを描いた。 啓蟄や布団の穴から日をのぞく