猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

こんな話を考えた 「グローブ詩集」

グローブ詩集 ライトを守っていた彼もその小説を読み影響を受けた。一番の影響は、グローブ詩集の制作という形で結晶しようとしていた。やり方は簡単に思われた。油性のマジックを用意して自分のグローブにお気に入りの詩を書き写すだけだ。でも実際にやって…

「不況に強い」クルーズ客船業界

・「不況に強い」クルーズ客船業界、2010年も好調の予想 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-13451920100121 という記事を読んだ。感想はただ、いいなー、ということだけ。

こんな話を考えた 「三角星の悪魔」

三角星の悪魔 デルタ3番惑星、通称三角星の住人と地球人は仲良くなれない。これは半ば科学的に証明されていること。原因は三角星の公転周期と自転速度の不規則性による。三角星の住人にとっての自然なリズムに、地球人たちの生理は耐えられないのである。第…

こんな話を書いた 「チョコの日」

チョコの日 栄枯盛衰、生者必滅。バレンタイン・チョコ陰謀時代もついに過ぎ去ろうとしている、とある年の2月14日。美咲ばあさんは一人。デパートの地下に降りるとデンマーク王室御用達のチョコレートをひと箱、買うとモノレールに乗って※※墓地へと向かっ…

こんな話を考えた 「雪だるま赤の0001号」

雪だるま赤の0001号 風の強い日、雪が降った。というより、風に飛ばされてきた。それはこの土地では、とても珍しいこと。青空に舞う白を見上げ、かれはかなり興奮しているようだった。次の日の朝。庭のすみに隠れるようにして残っていた雪をかき集め、生…

木の根

うつむいて歩くと見てしまう。木の根。古い木ほど、地面をわしづかみにしようとして盛り上がり、少しこわい。でもそれをいえば空を抱こうとしてひろがる、枝だって。

こんな話を考えた 「ひらけごま」

ひらけごま ラブレターを書いた。三日かけて。後悔しないように一週間ねかし何度も読み返し、大丈夫と思った。誤字脱字は最悪だ。それから、また一週間あれこれ悩んだすえに、やっと彼女の下駄箱に手紙を入れた。結果は迅速に返ってきた。彼女はクスクス笑い…

こんな話を考えてた 「悪魔タクシー」

悪魔タクシー その夜、クマ吉はとても腹を立てていた。彼の怒りは降りかかる雨さえ蒸発させ、ゆきかうタクシーも遠ざけているようだった。駅から10分ほど歩いたところで、やっとタクシーを捕まえることができた。クマ吉は、どさりとシートに腰を降ろすと行…

こんな話を考えた 「やさしい雨」

やさしい雨 空から傘がふってきた。落下傘のように、ふんわりと。道ゆく人は足をとめ、空を見上げ、そして受けとった。ほぼ、みんなに一本づつ。そうしたところで、雨になった。 h:keyword:超短編 に書いた話。

「教養としてのマンガ」

「教養としてのマンガ」って、なんだろう。ひと言でいえば、 バカばっか ってことじゃないかなー。この「バカばっか」がホシノ・ルリの口癖であると知っていること。つまり文字通りの意味で、バッカばっか、は括弧にくくられており引用になっている、と了解…

成人式だったらしい

きのうは成人式だったらしい。たぶん、ほとんどの会場は平穏なものだったと想像するのだけれど、騒いで警察に捕まっちゃった人もいたらしい。つまり、そんなニュースも見た。個人的な感想としては成人式で騒いでも一般にはウケないだろうな、って思う。だっ…

「俺ネットとか 2ちゃんとか 見ないから 知らない」

net

吾妻ひでお official homepage→(http://azumahideo.nobody.jp/)をみた。 やっと更新されて「まるまるひでお(絵)日記'09、10月」である。つまり去年の10月の話になってしまうのだけれど。……(こうしたのんびりさって、いいなーって思う)……「28日…

こんな話を考えた 「おなかのひと」

おなかのひと ゆうべは眠れなかった。肩は重いし、頭はズキズキ、ぎゅっと布団にくるまっても誰かが話しているようだし、シネシネ団の行進の中にいるようだった。お腹をさわって気づいた。冷たいのだ。お腹の中に冷たいひとが居座っているようだった。コンコ…

箱入りのキャラメル

今日、コンビニいって袋入りの生キャラメルを買った。レジもすいていたので店員さんに、こう尋ねた。──「箱入りのキャラメルは置いていますか?」──店員さんは、ハァー?と言った。だからぼくは、もう少し大きな声でこう尋ねた。──「箱入りのキャラメルは置…

こんな話を考えた 「午後の診察室」

午後の診察室。 小さなお婆さんが服をなおしている。医者も白髪で老眼鏡のレンズは厚い。診療録に書き込みを入れつつ彼は言う。──「神経痛ですね」──ちょこんと椅子に座ったお婆さんは着膨れして丸く、まるで雀のみたい。彼女は医者の簡単な言葉に納得しては…

こんな話を考えた 「鋼鉄の掟」

鋼鉄の掟 鋼鉄の掟についていえば常に破られている。100人の人間がいたら99人の人間が平気で踏みつけにしている。つまり、ほとんど守る人がいないのだ。にもかかわらず名前だけはいかめしく掟などと呼ばれているのには理由がある。いつもひとりの人が例…

「キャラメルあげる」

いい天気だね そうだ、キャラメルあげる はい、特別に元気のいい ひと粒

テスト「脚注」

「おーい」と彼*1は叫んだ。手には期間限定のクラッカーの箱*2を持っていた。 *1:彼は大井くんではない。 *2:小麦胚芽のクラッカー、天然の食物繊維、1箱あたり、約8.0グラム入り

こんな話を考えた。「黒歴史」

黒歴史 私が夢のはなしをすると彼は嫌な顔をする。──「きみのみた夢だろう?」──私はタメ息をつく。「どんな些細な夢であろうと、真剣に耳を傾けてくれる彼が欲しい」──彼もタメ息をつく。「しかし、君はぼくが感想を述べると怒るじゃないか」──「それはあな…

こんなマンガを描いた 「シベリア式ダイエット」

こんなお話を考えた 「寓話 狼と羊と作家」

せせらぎで子羊が水を飲んでおりました。それを狼が見つけ理由をつけて食べてやろうって思いました。狼はいいました。 「おい、羊、おまえが流れを汚すから俺は水も飲めない、いったいどうしてくれるってんだ?」 子羊は答えました。 「しかし狼さん、わたし…

ぼくが知っているトラについて

突然ですがぼくが知っているトラについて いち。トラはお酒を飲みます。そしてそれは良いお酒ではありません。 に。それからトラは野球が好きです。それは過激といってよいほど。 さん。そして散髪が下手です。トラに髪を切ってもらうべきではないでしょう。…

いつもより余計に回しております

いつもより余計に回しております