猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

こんな俳句をよんだ

風も吹く非常階段春の夜 窓あかり三角屋根に丸い月

こんな話を書いた

鏡を見て思った。……なんだか、ひどいな。激しい自己嫌悪に襲われるよ。でも自己嫌悪もいやだなあ。だって、自己嫌悪している自分を見てる自分もまた嫌悪感を抱いているようだし。この嫌悪の連鎖はどこまでも続いていそうで、目眩がする。 ぼくは作家だが。今…

タバスコの思い出

最近のマイブームはタバスコ。たまたま安かったから買っただけだけど。もう、なんでもタバスコ。心持ちの問題だと思うが少しだけ、喝ッを入れられるようで元気っぽい気分。──タバスコとぼくの出会いは時間限定食べ放題のピザ屋ではなかったか、と思う。ジン…

俳句よむよ

何時でもひとは、ささやかな楽しみに俳句をよんでも良いと思う。国破れて山河ありじゃないけど。被災した方だって、そうでない人だって、それでも春は春。句をよんでいい、とぼくは思う。

こんな俳句をよんだ

山笑う皮肉もなしに青い空 路傍にてぺんぺん草もゆれていた

乾パンについて

【乾パンについて】真面目な話/硬く焼かれた乾パンは/硬い煉瓦のように硬いらしい/それで硬い乾パンを食べるときには/ハンマーで叩いた/と書いてあった/でもハンマーをふるうには/金床も必要ではないか?/準備が出来てないと、大変/なんにしても硬…

こんな話をかいた

モクレンや恐竜も見てたぼくも見た ──散歩してたら、角地の庭に木蓮の花が咲き誇っているのを見た。部屋に帰って「モクレン」を調べたら、けっこう原始的な花らしくて、一億年前の化石もあったらしい。「恐竜も見ていたかもしれませんね」とそのページには書…

かさかさかさ

こんな話をかいた

美術館で1枚の絵を見た。1匹の猫が水しぶきをたて、溺れている絵だ。絵は水中と空の部分に7対3くらで分割されていて、猫が蹴る水の奥では魚がのんびり泳いでいる。なぜ猫は水に落ちたのだろう。分からない。 でも水面の奥にはボートが浮かんでいて、釣り…

「独語」 中原中也

(1)器の中の水が揺れないやうに、器を持ち運ぶことは大切なのだ。 (2)さうでさへあるならば モーションは大きい程いい。 (3)しかしさうするために、 もはや工夫を凝らす余地もないなら…… (4)心よ、謙抑にして神恵を待てよ。 ※中原中也「山羊の歌…

こんな話を考えた 

小人さんと暮らしだして3日目。突然、小人さんは頭を下げた。「お別れです。楽しうございました」そういって台所に行き、器用に冷蔵庫を開くと中に入って扉を閉めた。不思議な事もあるものだと思いつつ冷蔵庫を開くと小人さんが寝てる。もしかして冬眠? 第…

こんな話をかいた

可憐な少女の霊が出るという屋敷が取り壊されそうになった。救ったのは外国のお金持ち。彼は屋敷ごと船に積み込み新大陸に移築した。少女も住み慣れた家についていったらしい。……ったく、奇麗だと得だよね、とは姉の感想だ。 友人代表のスピーチを頼まれ、背…

こんな話を書いた

母親が尋ねてきて、また彼女は言われていた。「どうして1人なの、淋しくはないの、私はあなたが可哀想」クロがやってきて母親の足にすり寄った。娘はお茶をすすりつつ言った。「思えばクロも不憫よね。熱いお茶が飲めないなんて。こんなに美味しいのに」ク…

らくがき

ごくわたし的ひがし風

コンビニでドアを開けてあげたら もの凄く感謝された

タインミグ的にそうなっただけなのだが コンビニでドアを開けてあげたら もの凄く感謝された あんなに感謝されるなら おれドアボーイになりたいな ひとの顔をおぼえるのは苦手だけど ><

こんな話をかいた

私は黒猫。犬ではない。なのに私の飼い主はずっと勘違いしてる。今夜もこの大らかな飼い主は私を森へと誘い、私とマンドレイクを紐で繋いだ。そして三百歩の向こうから私の名を呼ぶ。私は頃合いを計り、叫んだ。飼い主がやってくる。もう少し近づいたら、耳…

啓蟄にどっと起き出すゾンビかな

こんな話をかいた

ゾンビ達に追いつめられた。絶体絶命。血迷った私は自分の内臓をちぎって投げた。するとゾンビ達の歩みが止まった。ゾンビ達は投げられた内臓をめぐって争っている。チャンス!私はゾンビ達の間を駆け抜け、ショッピングモールを脱出した。あははは、馬鹿な…

こんな話をかいた

頭も痛いし、もう眠る事に決めた。お布団に入り、ぬいぐるみ達に向かって敬礼をおくる。そうだ、眠りもまた冒険。無意識の底には大蛸はおろかヌメヌメの神々が横たわっていたとしても不思議ではない。見送るぬいぐるみらに別れを告げ、ぼくは目をつむった。…

くものいと

お早うと手をあげてみる巣箱かな

では一句

こんな話を書いた

小人コンピュータを手に入れた。例えば「1足す1は」と紙に書いて入れると、箱の中の小人達が右往左往して答を出してくれるのだった。悪戯に連続体仮説に係わる質問をしてみた。小人達は顔を見合わせると広場に炎をつくり、ホーホーと叫びつつ踊りだした。…

こんな話を書いた

おっとりした友人は良くもてる。今回の相手は詩人さんらしい。パッとみ、無口な方かと思っていたら、さらにあらず。二人きりだと存外に饒舌らしい。彼女は良い聞き手なのだ。「それで?」とその先を聞いたら。口は上手だったけどキスは下手でした、だってさ。…

ふくらはぎの反乱

惰眠むさぼる蛙さえ こむらがしにゃ ちょっと起きる

三月の初日に遅刻ごみ袋

三月の初日に遅刻ごみ袋

こんな話を書いた

がっかりして家路についた。とぼとぼ歩く町。部屋に帰りついて気づいた。両肩がない。肩を落としてきたらしい。僕は走った。とぼとぼ歩いた道を逆向きに!交番の前の交差点にそれは落ちていた。犬がクンクンしてる。僕は吠え、犬は脱兎のごとく逃げ去った。…