猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話を書いた

「バク売ります。健康。胃袋丈夫。悪夢もよく食べます。」

流しの下で信じられないものを見た。それは言語を絶する何かだ。私はそれを言葉にする事が出来ない。いずれは直視して対決しなきゃいけない、という事は分かってる。でも、もう夕方だし。今は見なかったことにして、食事に行こう!……と思う。

チョコを買いに行った日。片方の手袋を落とした。落としたのは右で、ポケットに残ったのは左だった。数日後、左の手袋も消えた。きっと、自らの半身を求め旅に出たのだろう

クレターの窪みから、いま一隻の貨物船が出港した。ゆっくりと軌道にのって、星の海へ。船長はあくびをして、航海士は星図とにらめっこ、通信士がジャガイモをむいていた。当番制なのだ。宇宙の男はカレーを食べる。

苦しいので胸を開いてみたら。心臓に鎖が巻きついていた。ぎっちりと。冷たく重い。はずそうとしても、あちこちに錠前がかかっている。私には思い出せない。なぜ、こんなにも沢山の鍵をかけたのか。

別れはつらい。こと恋愛においては。快い別れなど絶対にない。その日、彼女はぼくに向かって、こう言ったものだ。「あなたの頭、うどんが詰ってるんじゃない?」……う、うどん?

とある雨の静かな日。膝にのせた子猫に、踊りを教えていたら。子猫がこう言ったのだった。「や・め・ろ」──大きな目と目があって、かなりびびった。ぼくは膝から子猫をおろし。全力で謝った。