猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話を書いた

その日の午後も街の教会で、お婆さんはじっと目をつむっていた。白いベールを被り、手にはロザリオを手にしている。まあ、信仰深い方ね、と人は言った。でも違うのだ。お婆さんは街の喧噪を逃れ、ただ静けさを呼吸していただけ。今日も他人とすれ違い、お辞儀をした。

彼女は瞬きもせず、じっとボクを見つめた。ニラメッコというゲームだ、と思っていたら。急にニッコリ笑って彼女は小指を折った。ボキリ!その指をボクにくれると言う。それはいいんだけど。彼女はボクの指まで折るのだった。ボキリ!昔いた人間たちの習慣だと言う。へえー。