猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 「行きたいときに行くわ」と子猫は言った。「どうぞ、ご勝手に」と僕は答えた。ふん、とすまして歩き出す子猫。遠ざかり見えなくなる、その後ろ姿を、そっと追いかけた。帰り道を見失い泣き出さないか、心配だったから。だが子猫は存外に平気。ひとりを楽しんでるみたい。やれやれ。
  • スイカに包丁を入れたら、中から真剣白羽取りされてしまった。西瓜太郎だった。西瓜太郎はぎろりとぼくを睨みつけると、こう言った。「災難だったな。我が身の不幸を呪いな」
  • 草木も眠る丑三つ時、彼女は息苦しさに目を覚ました。暗い影がじわりと首をしめていた。ふいに金縛りがとけ、足をバタバタさせて、彼女は立ち上がった。理由は分からないのだが上の方を睨みつけた。……彼女の住む部屋のちょうど上の階には、ひとりの男が住んでいた。男も悪夢から目覚めたところだった。湧き出る不気味な影を恐れ、そいつの息の根を止めてやろうとする夢だった。彼は下の方を睨みつけた。やはり理由も分からずに。
  • 悪霊退散運動(スクワット)10回したから、ぐっすり眠れると思う。