猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 屋上に出ようとしたら守衛に止められた。「何の目的ですか?」というのだ。「外を空気を吸いたいのです、気分がすぐれてなくて」と私。守衛は応えた。「お大事に。しかし屋上での飲食は禁止です。その手に持った缶コーヒーを開ける事はしないで下さい。あと。ダイブも禁止ですよ」
  • オープンカフェでは白いドレスのご婦人が頬杖をついている春の昼下がり。路地からトコトコとダックスフンドが現れた。寸胴な犬は前方に婦人を認めると、ふいに加速し彼女の口に飛び込んだ。婦人は物思いに耽ったまま、もぐもぐ。土星の下では、生きたホットドックも驚くに値しないのだ。
  • 暗い格納庫でミサイルはミッションの成功、目標の爆破だけを考えていた。不測の事態を考慮しつつも。だが出来るだけ直線的に飛び目標を撃破する。繰り返しシミュレーションし、もう1万回も目標を破壊してきたのでミサイルは半ば夢の中。「まるで恋のようだね」と技官は言った。
  • 「春がきて、桜の咲く季節になると。桜の絵のプリントされた、ビールが飲みたくなるよね」と伯父は言った。おじさんらしい季節感だな、と私は思った。
  • 何もないフラットな場所なのに躓いてしまう。3階の廊下の中ほど。決まって同じ場所で。躓くのは私だけもないらしい。工学的に説明できるのかな。それとも、こうした現象を一発で説明できる専門用語が既にあったりするのかも。Aさんは「妖怪、足とりさんだよ」と言っている。
  • 「明日あさ10時頃。沢庵大魔王が降りてきて世界は滅亡するよ!だから宿題なんてしても仕方ないと思うんだけど」」って言うと「あっそ」と姉は答えた。「あす世界が滅亡しようとも私は宿題をする、なぜならそれが私のすべきことだと私が信じるからだ!あと沢庵大魔王、面白くない」
  • 風が吹き、また政治の季節がきた。この季節になると人々は政の話を熱くして。適度な絶望を元手に部屋を出る。演壇に立った人に拳を突き上げ。大声をあげる。「通りを怪物がねり歩いているぞ」……日毎の無関心はどこ吹く風と、夕暮れには猫々亭で生ビール。
  • 海岸沿いの通りにラブホテルがあった。その前を通ったら手をつないだアベックが、ちょうど入るところだった。ふーん、と思った。2時間程して同じ場所を通ったら。またアベックが手をつないで歩いていた。はぁ?って感じ。バス停にもアベック!謎のアベック会議でもやってるのかな?