猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  

  • 恵比寿町にはビール工場があって日夜、美味しいビールを大量に作っている。恐竜の団体さんがきても平気なほど。工場は巨大で全体に丸みを帯び、楕円の街のようで、その中央を鉄道は走っている。恵比寿駅のホームは、ビール腹の人で溢れている
  • 眩しい通りで風鈴屋とすれ違った。風鈴屋は麦藁帽を被り、二輪の台車をのんびりとひっぱってた。百鈴ほどの風鈴がいっせいに鳴るので、胸がドキドキした。もう少し早く移動すれば良いのに、と思った。もう少し早く、時速百キロくらいで。ぼくもまた、時速百キロで追いかけたい。
  • 恐怖の対象は人それぞれ。高い所が怖い言う人もいれば、尖った物が怖いという人もいれば、自分の左側が怖いって人もいる。ぼくは回転するものが怖い。巻き込まれる感じが嫌だ。回転ドアとか。なぜ他人は平気で突入出来るのかな。
  • 退屈を友とした王様のお相手は大変。道化の仕事は王様にゴマをするとか、ましてや宮廷の人々を笑わせるとかではなくて、自由に振る舞うことだった。道化は誰よりも出鱈目に、誰に対しても変わらず言いたい放題、斑の服は自由の特権。だが自由は風みたいなもの、止まったら死ぬ。