猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 檻を作り秘密を入れた。秘密は四角い檻の中を音もなく練り歩き、ときどき唸りを上げた。秘密は自らの内に秘密を宿し、危険が危ないって感じだった。檻は丈夫なはずだが。僕に出来ることは少ない。僕はサンダルを履き表に出て、玄関にプレートを下げた。「猛獣注意!」
  • 「私のジャムパンを食べた犯人はこの中にいる。……犯人は、お前だ」と言って指さした弟は首を横に振った。「ふん、いい逃れは出来ぬぞ、お前のほっぺたについた赤いジャムが何よりの証拠だ」と言ったが。弟はまた首をふった。もう仕方ないな。拭いてやるしかあるまい。 
  • ぼくは水たまり主義者。うつ向いて歩く。こどもの時から、ずっと。水面に映る青空や、その空を揺らす木の葉ほど良いものはないのだ。遠くの星を指さす、夜空派とは少しだけ仲が悪い。
  • ぼくが背中を掻くとクロは喉を鳴らす。気持ち良さそうだ。だけど、クロはぼくの背中を掻いてくれない。爪をたてられても困るから、別にいいけどね。