猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

星も生まれて、老いて、死ぬ。食べられることもある。星喰鳥はその一生に千個ほどの星を食べる。
 
船乗りの話だった。蟹座星域での蟹漁は危険なもので、漁の期間は3日と限られている。でも漁場は遠く、片道3ヶ月ほどかかる。実入りはいいのだが。蟹漁の漁師は半年、家を留守にすることになる。
 ぶじ漁が終わると、漁師は我が家のお布団に向かう。漁師たちは古風な人々で、お布団で眠る、ヘビーお布団ユーザーでもある。本当の眠りはお布団の中にあって、冷凍睡眠装置にはない、と考えているのだ。お布団には一緒に眠る連れ合いの人が待っている。ひとつのお布団に二人のひと。
つれあいのひとは、帰ってきた漁師を暖かく迎える。良くしった連れ合いの体がお布団に滑りこむ。でも、変な感じ。すごく知らない人のような気がするのだった。
漁師は漁に行くたび、見知らぬ影を連れ帰ってくるようだ。影の寿命は短く、一週間もすれば消え去る。だが影が死ぬと、漁師はそわそわしだし、また蟹漁へと出るのだった。