猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

ちょっと書きなおす 変な占いの話


 
道に迷い歩道橋の下で道を尋ねた。老婆は地図を描こうといい、私の手のとった。黒いマジックで運命線をなぞり、これが道、生命線をなぞり、これが川、という具合に説明してくれた。目的地は結婚線の端あたり。この町の地形と私の手相はほぼ相似であるらしかった。
 
 
飼い犬ジョンが家出した。占ってもらおうと町へ出かけたら、繁華街の外れにジョンはいて占い師をしていた。「では、手を見せて下さい」と云う。手を出すとペロリと舐めた。ジョンは言った。「お酒は控えるのが吉。塩分のとりすぎにも注意しましょう」
 
 
巷で評判の靴下占いには裏の占いが存在するようだ。この裏占いを使うと人の死期も分かるというのだが、秘密らしい。私は今夜も占い師を捕まえ尋問し拷問にかけたが。「そんなものはない」と彼も言い秘密を吐かなかった。手強い。だがしかし自らの死期を占わないとは、なんてのんびり屋さん達だ。
 
 
円卓に座った7人の予言者。それぞれは右隣の者を占った。……「お前は死ぬ」……「お前は死ぬ」……「お前は死ぬ」……「お前は死ぬ」……「お前は死ぬ」……「お前は死ぬ」……「お前は死ぬ」……そのとき流れ星が降り、地上に落ちた。円卓の真上に。
  
 
夜。胸をすーすーしながら、歩いていたら「占い」の文字があったので僕はその前に座った。占いさんが「どうしたの?」と尋ねるから僕は彼女と出会って別れるまでの顛末を語った。
「という訳で彼女と別れて……ぼくは胸がすーすー、って訳なのです」
占い師は上り始めた朝日の中で、うんうんと頷き言った。……「あなたは、それを本にお書きなさい」