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猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた

短い話

 
夜、駅前のコンビニに向かって歩いていた。雨あがりで信号が路面に映っていた。見ると向こうから一人の女が歩いてきた。黒髪の長い女だったが、俯いている。30メートルは離れていたと思うのだが、彼女の顔だけが妙に明るいのだった。面の白い女が近づいてくる。彼女とすれ違った。歩きスマホは危ないよ、って思った。
 
 
木陰のベンチに座ると蝉が煩いくらいに鳴いていた。私の手は恋愛の真髄を掴んでいた。恋愛もまた私を掴み返している。長年、続けた攻究の成果だった。蝉たちにもそれを伝えたかった。が、やはり聞いてはもらえない気がした。連中も忙しそうだし。
 
姉と二人、夜の公園を歩いた。外灯に映える緑。「蝉が鳴いてるね」「へえ、聞こえるんだ」と姉。「だって鳴いてるじゃん」「夜に鳴く蝉はいない」「でも鳴いてるよ」「生きてる蝉は夜には鳴かないんだ、姉ちゃんには聞こえない」私は頭にくる。また姉の出任せだ。決まってる。でも怖いのだ。
 
 
 
 
  

こんな話を書いた

短い話

砂漠で渇いていると。天使が飛んできて、冷えた瓜の一切れを口に入れてくれた。もぐもぐしながら思い出した。嘘つきの舌を引っこ抜く係に、私はなりたかった。やっとこで、ぐいっと。抜いた舌を壺にいれて、泣てる嘘つきの口に飴玉を入れる。そして言うのだ。「はい次の人」
 
ドアの前で蝉が倒れていたので介抱してやった。砂糖水を飲んで一服。蝉は頭を下げた。「助かりました、ぜひお礼をしたいのですが、私には切要な使命があるです、ままならぬかもしれません」蝉は飛び立った。 切要な使命って、交尾のことだと思う。
 
夜、裏庭でビールを飲んでいると。金木犀の下からタメ息が聞こえた。尋ねると最近、死にましてとのこと。「生前より顔色は悪かったのですが、ゾンビと間違われて撃たれるとは思いませんでした」それは災難でしたね、と言うと。またタメ息。イヤになっちゃうな。誰が埋めたんだろ。

ぼくはよく眠りよく夢をみる。眠りが浅いと、夢も遠浅の海だ。そこにバクもくる。先日は押し寄せてきたバクが、水平線まで埋め尽くした。あたり一面バクだらけ。バク爆だったよ。

彼らは偽物の時代に生きていた。彼ら自身がそう思っていた。ああ、すべてが嘘くさい。ほら、壁だってペラペラだし。囚人がその気になり体当たすれば、人型の穴があくだろう。昔の壁は違った。激突すれば激突した者が痛い思いをした。頭から行けば頭が割れた。本物の壁だった!
 
浜辺で。剛の者達が西瓜割りに挑戦していた。振り下ろされた棒を、西瓜は白刃取り。間をおかず挑戦者は砂の上に叩きつけられた。うぎっ。また失敗。 西瓜は勝ち誇るでもなく砂の上に腰を下ろす。観客のどよめき。おおお。手練れである。

曲がり角で激突して転倒した。「何を急いでいるのですか」見ると彼には顔がなかった。「お気をつけて。 生に向かって疾走いるつもりが逆方向だった、ということもありますからね」「煩い。俺は生まれたばかりの、ただの出っ張りだ」そう答えたのは私の頭にできたタンコブだった。
 
「可哀想な子」と言われて育った。ありがとうございます、こんな小さな私のことまで思って下さって。そう私は答えるようになった。たまに青空を見上げ、可哀想な空と言ってみる。実のところ、私は未だに分かっていないのだ。自分のどのへんが可哀想なのか。
 
 
 

こんなポエムかいた

ぽえむ

胸に抱いた一冊を思えば、いまでも胸が疼く
いい思い出、というにはいささか 痛いので
私は本に命じた 

 はい、穴を掘って
 掘ったら中に入って 自分で埋めてね

ときに悪夢となって立ち上がる 
秘密が嫌いなのだ

冒頭の一文はとても長かった
曲がりくねり 迷路のよう 水の中の
息が続かない 
何が書かれていたのか
けれどイメージは鮮烈で 

胸に抱かれた一冊
風が強い 橋の上でも
誰かに話すことは躊躇われた
いまにして思えば、それが誤りだった
百冊の方が良かった
孤独が嫌いなのだ

こんな話を書いた

短い話

 
 日曜日。モールのエスカレーターに乗り、1階に向かっていたら。筋肉ムキムキのひとが駆け上ってきて、ぼくも突き飛ばされた。黒い服の男たちが彼を追っていた。ぼくは身をかがめてその場をやり過ごし。部屋に帰った。きっと惑星規模の危機が迫っていたのだ。それで筋肉ムキムキのひとは急いでいたのだ。
 
 次の日、職業学校に行く途中、空から少女が降ってきた。咄嗟にエアバイクを加速させ、空中で少女をキャッチしたけど、そのまま地面に激突。あちこち打撲した。やっとこさ立ち上がると。背後から腕をひねりあげられ「何者か」と尋問された。 タフな少女は辺りを見回し何事か考えた様子だった。「借りていくぞ」

 ひとことそう言うと。彼女はぼくのエアバイクに乗り、飛び去った。ぼくは追わなかった。あちこち痛くて、それどころじゃなかったし。きっと少女にも重大なことがあったに違いない。たぶん星間戦争とかが迫っていて、彼女だけが回避する術を知っていたのだ。エアバイクは、大丈夫だろう。旧型だが帰巣機能つきだし。寝転んで空を見上げた。
 
 
 
 
  
 

スヌーピー好きだ

etc.

今週のお題「犬派? 猫派?」

どっちかといえば、犬が好きかな、と思った。

犬といえば、「子供が生まれたら犬を飼いなさい」って有名な言葉?があって、赤ちゃんのときは守り手に、幼年期には遊び相手に、少年期には理解者に、そして最後に犬は自らの死をもって、子供を大人にすることでしょう、とか言われてるらしい。少年と犬の話って、なんかいい。

少年と犬の話といえば、ぼく的にはチャーリーブラウンとスヌーピーなのだった。スヌーピーは面白い。でもスヌーピーは、少し犬っぽくない。だって我が道をいくビーグル犬だし。スヌーピーはチャーリーブラウンの理解者か、とえば。う、うーん、ってなってしまう。理解っていうよりは、彼らの齟齬の方が目立つような。

とはいえ犬を抱く少年ほど、幸せなものはないのだ。少なくともチャーリーブラウンは、そんなことを言ってた気がする。
><
 
 
 
 

こんなポエムをかいた

ぽえむ

旅で人は変われるか。旅で人生が変わったって話す人をあなたはどう思うか。ひとそれぞれだろう。けれど、旅、人生、変身って面白い。
大波のうねる海をこえインドの山奥で修行して変身しちゃうのは、なんとなく分かる気がする。そんなテレビ番組みたことある気するし。
月日もまた旅人さん、って言葉もある。ならば……人生を変え、私を変身させるものすべてを旅と呼ぼう!……ってことにしても良いのでは。
ラーメンでもいいと思うのだ。一杯のラーメンとの出会いによって、私の人生……私の昼休みでもいいけど……は一変したって人がいても良いだろう。一杯のラーメンを食することが旅であったのだ。旅を栖とするものに幸いあれ。

会いたくない人から訪問の連絡を受けたら、こう書き置きするのがいいと思う。「ちょっと旅にでてきます」
そうできたらなぁ。
 
 
 
 

こんな漫画かいた

まんが

 100円ショップで。バナナスタンド見るたび、少し悩むのだった。
 
 
 欲しい。でも、いるか?  いらねんじゃね?
 
 
 実際S字フックに、バナナをぶら下げてて何の不便もないのだった。
 
 
 って訳で、またS字フックを買うのであった。いっぱい持ってるのに。