猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 感謝祭のステージにバンドが並んだ。最初に演奏されたのはアメージンググレース。心に染みる楽曲で拙さも気にはならない。次のバンドがステージへ。演奏されたのはアメージンググレース。次のバンドも、次のバンドもアメージンググレースを演奏した。心温まる巨大南瓜と田園の風景。
  • 私は自称詩人。お酒を飲んだときは、そう云うことにしてる。しつこい酔っぱらいを相手にしてると、だんだんそう言いたくなってくるのだ。「おれは詩人だ。誰が認めずとも、この魂がそう叫ぶのだぁ!」そうして私はゴリラのように胸を叩く。鼻血を流すこともあるが、たまにはウケる。
  • 川に向かって石を投げていたときKが言った。「実は俺、魔王なのだ」投げた石は水面で3度跳ねて沈んだ。「へえ結構じゃないか」とぼくは答えた。「そうでもない。世界征服は容易いが、五月蝿いのは嫌いなのだ」平たい石を探しつつ「なるほど」と答えた中2の夏。
  • 近所に新しいスーパーが出来た。果物が豊富で商品の陳列もお洒落で、快適な店だ。だけど家から行くと路地を通ることになって、剥き出しのダクトから、この店の吐き出す排熱をまともにくらう。頭がクラクラする。魔の路地裏だ。もう利用しない。暑い日には。