2010-09-07から1日間の記事一覧
【俳句】牛おれば全部喰うのに草の花──雑草の茂る空き地があった。それを見て、牛がいたら奇麗に食べてくれるのにね、と云う人がいた。牛のことはよく知らないが。そうかもね、と思った──という句である。【メモ】「草の花」秋の季語。
【俳句】高いビル灯火親しワンフロア──深夜。大きなビルを見上げたら。ひとつの階だけ、明かりがついていました──という句である。
秋の季語を見ていたら「夜這い星」というのがあって、少しびっくり。流れ星のことらしい。清少納言も「よばい星、すこしをかし」と書いたらしいから由緒あることばなんだろう。「夜這い」という字をあてるのは、文学史的にいうなら?最近のことだよ、とも書…
【俳句】重い足階段の下虫の声──あーあ、なんだか、疲れたなあ──という句である。