猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

2015-01-01から1年間の記事一覧

こんなマンガかいた

むかしの詩人さんがこんなことを言ってた。いわく。作品は、作者の領地に住まう幽霊たちとの出会い、事件によってできている。すなわち、祖先や、幼年期の記憶や、過去の作家たち、などなど。

こんな句よんだ

稲妻やせわしく照らす部屋のすみ 暗い部屋で横になっていたら何度も稲妻が走り、パッパッと部屋を照らした出した。部屋の隅はなお暗い。……という句である。

こんな句よんだ

耳鳴りや風に歩いて秋の蝉9月。頭痛がして散歩にでかけた。夏休みも終わってて、もう夏ではないのだが。誰もいない校庭に蝉とかないていると、夏の残像でも見ているような気分になった。……って句である。

こんな句よんだ

駆けてゆく浜は火渡り海辺まで 焼けた砂浜を海まで走っていくのは、苦行であるが嫌いでもない、という話を足の痒い方がしてました。……って句である。行進は二百十日の◯◯◯◯◯ 野分っていいな。野の草を吹き分ける強い風って、なんかかっこいいと思い詠みかけた…

こんな漫画かいた

「バター猫のパラドックス」参照

こんなマンガかいた

春の終わりと 秋のはじめに

こんな句をよんだ

夏休みの友は遠くなりにけり 8月の末。夏休みの宿題に追われた記憶を微かに思い出した。……って句である。

こんな句よんだ

踊り場は階段のとちゅう昼花火 階段を上っている途中で、花火の音を聞いた。なんの知らせであろう、と思った。……という句である。

こんな句よんだ

雨ふって庭先ひかる昼寝覚め 昼寝をして目を覚した。寝てる間に雨が降ったらしく、水たまりが出来ていたよ。……って句である。

こんな句よんだ

出帆釣り人残る夏の暮 日暮れ時。出港するフェリーを見物に行った。係留ロープがゆるみ、汽笛が鳴って、少しびっくり。煙突からは黒い煙が出てて。大きな船はビルのようで。高層階で手を振る人々の影は小さく見えた。暗くなりだした海へ、船を見送ったあと。…

こんな句をよんだ

雨あがり蝉鳴いてまた雨ふり 雨上がりと同時に蝉が鳴き出した。けど、すぐにまた降りだした雨音に蝉の声はかき消された。……っていう句である。

こんな句よんだ

俺じゃなく奴を刺せよの藪蚊かな この句は他の方の個人的なつぶやきを、ネットで読んでいて思いついた。

こんな句よんだ

日も暮れてベランダで食う氷菓かな 日が落ちても部屋は暑く、ベランダに出て風に吹かれながらアイスを食べたよ。……っていう句である。

はてなの エラーメッセージ 考えた

net

こんな句をよんだ

蚊食鳥汽笛も響く午後七時 ベランダに出て涼んでいたら、蝙蝠が飛んでいた。遠くからフェリーの出港を知らせる汽笛が聞こえ、おおよそ7時か、と思った。……っていう句である。

こんな句よんだ

店を出てくるくる回す夏帽子 百均で麦藁帽子を買い、店を出た日陰でくるくる回したよ……って句である。

こんな句よんだ

夏芝や遠く横切る路線バス 公園のベンチに座った。前方は芝生で青く広々としてる。木立の向こうの方に停留所があって、走りだしたバスが右から左へと移動していった。……っていう句である。 夕凪やゆっくり歩む人と犬 夕方。涼もうと思い近所の公園に行ったけ…

こんな句よんだ

鰻屋の団扇であおぐ足の裏 先日、町に出て鰻屋さんの広告のはいった団扇をもらった。部屋に帰って椅子の上に置いていた。翌日、その団扇を手にとり、足の裏をぱたぱたと扇いだ、って句である。

こんな話かいた

文選工は寡黙だった。ただ黙々と活字を拾う日々。ある日、若い娘が事務員に雇われ、文選工は恋をした。娘の顔がちらついて、間違った文字を拾う。 工場の裏、枇杷の木の下で。文選工は娘に胸の内をうちあけた。娘、困惑。文選工の活字拾いは、さらにスピード…

こんな句よんだ

梅雨晴れに老兵にも似た雲ひとつ 「雲ひとつ」ってなんだか面白い。「雲ひとつない青空」が省略されて、現れた「雲ひとつ」。ひと塊の雲だけが、ポッカリ浮かんでいる眺めを思い浮かべてしまう。この孤立した雲は最後の兵士で、その消滅によって青空の完全勝…

こんな話かいた

感情は怖ろしい。笑いも。怒りも。涙も。他人の談笑も怖ろしい。知らない人でも。知ってる人でも。顔は怖ろしい。恐怖を前に。座った椅子が砦で。無能な指揮官は空ばかり見てる。 ……無口なんですね……ええ、まあ……それに全然、表情をつくらない……はぁ……ぶっち…

こんな句よんだ

梅雨晴れやモールの屋上水たまり ショッピング・モールに行った帰り。屋上駐車場の水たまりに青空が映っていました。……って句である。 みなしねと胡瓜ほおばる河童かな なんとなく思いついた……句である。 百合を嗅ぎ鼻の黄色い女の子 百合の花に顔をよせ、鼻…

こんな句よんだ

直線に花ごと刈られるツツジかな 国道を走っていたら「作業中」って看板が立っていて。道沿いに植えられたツツジの剪定が行われていた。電動式の機械で、ビューンと。ちょうどいま満開って株もあって、柔らかい花も緑と一緒に落ちて、綺麗さっぱり。箒で集め…

こんな話をかいた。

殺し屋。ミスター・パーとミスター・ナーは仲良しの二人組。最強のパーとナー。 「こんな夢を見た」という文を読み、ミスター・パーは腕組みしてこう思った。冒頭から夢オチかよ。試しにペンをとり自分でも「こんなゆめをみた」と書いてみた。なかなか気分が…

こんな話をかいた

※※※公園へ花見に行ったときのこと。トイレを探していたら。 「あの大きな建物がトイレだよ」って、子供に教えられた。 それは桜に囲まれた要塞のようなトイレだった。 「確かに大きなトイレだな」って言うと。 「大きい、大きい、お尻がいっぺんに、三つも四…

こんな句をよんだ

歩道に落花ならぶ椿かな 歩いていたら椿の並木。歩道に落ちた赤い花がずっと並んでいた。……っていう句である。

こんな話を書いた

遠足の前日。少年はボードゲームをつくった。サイコロを振りドラゴンを狩るゲームだった。一番はやく狩った者の勝ち。厚紙を切って駒をつくり、ルールブックも書いた。目を覚ますといい天気。 丘の頂上でお昼ごはん。少年は速攻でお弁当を食べて、ボードゲー…

こんな句をよんだ

ベランダの布団も眩し春の風 ベランダに出ると日差しは眩しいほどで、干した布団もふかふかになっていた……という句である。 ><

こんな話をかいた

梅の木の下を歩いていたら、向こうから人がきて、よく知っているシルエットなのだった。鳥打ち帽をかぶり、背はひょろりとして、眼鏡をかけている。顔も知っているとおりだった。頬はカミソリで落としたようにこけ、どことなく知らんぷりしてて意地悪そうで…

こんな話かいた

交差点の角地に三角の建物が建っていた。見てると何かしら落ちつかないのだった。三角の建物が建ってから、いろいろな店舗が入った。携帯電話の営業所、ケーキ屋さん、なんかの塾、マッサージ屋さん。他にもあったと思うけど、もう覚えていない。 車の通りは…