2009-01-01から1年間の記事一覧
トーベ・ヤンソン短篇集作者: トーベ・ヤンソン,冨原眞弓出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (47件) を見る ふいに不幸な女のお話を思い出す。名前はフリーダ・アンデンション。彼女は…
曇り空のきのう。海岸へ行った。風はなかったけれど海は激しく荒れていた。波は沖の方から高く持ち上がり、防波堤に噛みつくようにして砕け散っていた。その様子はさながら断続的な爆発だ。砂浜に押し寄せる波は白く泡立ち、見ていて怖いくらいだったが。人…
「ムーミン谷」にくまの哲学者なんて登場してなかった。それはその通りなのだが。ぼくがそう勘違いしたのにも理由があったように思う。ぼくが思い浮かべたのは原作でなく、たぶんアニメのイメージだったのだ。ぼくの記憶ではだが。その哲学者は山の洞穴にハ…
くまのぬいぐるみ 少年はいつもくまを抱いていた。おばあさまのお葬式があってお母さんはいった。 「くまさん、今日はお留守番ね」 少年は黙ってうなずいた。雨のお葬式だった。少年はこぶしを握り立っていた。 お家に帰ってきて、お母さんはくまに話かけた…
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば「オヤジギャグ」とは、「主に40代以上の男性が頻繁に使う、駄洒落や地口の要素をふんだんに含んだ安直なギャグのことである」だそうである。そして「そのようなギャグに辟易した思春期以上の若年層に…
それから「洗練されたジョークとおやじギャグでは反応する脳の部位がちがっている?」という研究もあるそうだ。図式的にいえば、 (1)語義的なジョークは、語の意味を処理する領域……(後側頭葉) (2)オヤジギャグ駄洒落は、音を処理する領域……(左下前…
こんなニュースを読んだ。 不謹慎だけど面白い 風俗店“珍名”ピックアップ 女子高生らをデリバリーヘルス「痴漢車トーマスくん」で働かせたとして、警視庁少年育成課は15日、児童福祉法違反などの疑いで風俗店経営の男(44)を逮捕した。 この手の不埒な…
あまり気に病むようなことではない、とは思っているのだが。最近、素晴らしい勘違いをして知らない人に苦言を呈するようなことを書いてしまい、少し凹んでいる。。。でもこうしたことをあまりに気にしすぎて、重大事件のごとく扱うのもまた違う気もする。ネ…
静電気でホコリをとるという ホコリ取りを買ってきた。100円ショップで見つけた。まあまあ、いいんじゃないかな、とは思うのだけれど。よく毛が抜けるのが難点。
朝おきて星の時計の金木犀 解説。 十月のとある朝。散歩に出かけると金木犀の香りに出会った。作者はそこから即時に、忘れる事の出来ない漫画「星の時計のLiddell」を思い出したのであろう。それは金木犀→「星の時計のLiddell」という強い結びつき。パブロフ…
虚構村の掟 虚構村の住人は無口だ。直接、口くちをきく事はほとんどない。ただ詩やお話を紙に書いては、それを図書館に置き、回し読みしたり、あるいは無視することで奇妙なコミニュケーションを計る。図書館は村の中央に位置する。訪れる村人はみなフードを…
「拷問」は記憶を歪める:神経科学者の指摘 ──http://wiredvision.jp/news/200910/2009100121.html O’Mara氏は、極度のストレスを与えることで信頼性の高い記憶を引き出せるとする考え方を「エセ神経生物学」と呼び、「科学的根拠による裏付けをまったく欠い…
むずかしい話。たんに難しい、というだけならなんの問題もない。ぼくらはその話題を口にすることもなく、端的にスルーだけだろう。だからぼくらが口にしようとして口ごもってしまう難しい話は、話の難解さの度合いだけが問題ではないのだ。自分は理解してな…
寝ぼけたままテレビをつけ、こんなCMをみた。 少しせわしない感じにしているサラリーマンが幾つか並んだごみ箱の前で、こう呟く。「ごみの分別なんて意味ないでしょう」すると空から「そんなことないよ、うれしい」という声が聞こえ、サラリーマンは少しび…
Hatenaを見ていたら、「「女の子にビンタされる店」ぐらいで驚いている場合じゃないぞ」という記事が出ていた。http://coffeewriter.com/090927.html 【2009年9月27日】ちょっと前からネットで話題になっているのでご存じの方も多いかと思いますが、…
壁にかかった電波時計を見て。あれ?と思った。時間が違っているようなのだ。近づいて見ると、秒針が45秒のあたりの同じ場所にとどまって、カチカチいっている。まるで坂道を上れないロボットみたい。これは電池ぎれなのだな、と思って新しいものと交換し…
蟻め〜のアニメ。だが、たそがれがいい。
きのう、公園のベンチで横になった。見上げた木の、生い茂る緑の向こうに空。風に葉がざわつき、日の光がキラキラとしていた。なにかが落下してきて、硬質の波紋。起きると、あたりはドングリでいっぱい。
久しぶりにブランコにのり、子供の頃に考えたことを思い出した。ひとつは立ちこぎをして、ぐんぐん勢いをつけたら一回転できるのだろうか?という事で、ネットで調べてみたら、どうも力学的に難しい、という事のようだ。 もうひとつは、揺れているブランコを…
さっきまで風呂場で足を流水にさらしていた。なぜかというと熱湯を足の上にこぼしたから。なぜそんな事になったかというと、グラグラに沸騰させたお湯を、玄関先に運んでいたから。なぜ玄関先に熱湯を運んでいたか、というと、そこに蟻の巣が出来ていて、家…
ホコリって、なんでこんなにたまるのだろう。いくら掃除機をかけてもきりがない。今朝も寝台の下を覗いて思った。こんな風にお金もたまればいいのに。
幼名 姉と二人、口寄せさんの所に行き、三年前になくなった母を呼んで頂くことにした。理由は母の遺品の中から、女学校時代の恋文が出てきたから。生前、母から聞かされていた話とはだいぶ違っていたのだ。これは一度、直接、母に問いあわせ、皮肉のひとつも…
先日、DSiを買った。で、早速、写真をとり、録音とかしてみたのだけれど。自分にイヤになった。ふだんモニターに向かいキーボードを叩いている自分自身って、こんなに疲れた顔をしており、こんな早口にしゃべっていたんだ、ということを突きつけられたようで…
Wi-Fiネットワークアダプタっていうのも買ったのだけれど、DSiからネットにつなぐのは難しくて現在、挫折中。新しいMac、買ったらまた環境変ってしまうし。「うごメモシアター」への挑戦は、しばらくおあずけだ。音をつけるのも大変そうだし。 そうそう。「…
掃除 今朝は呼び鈴に起された。ドアを開けると、白いスーツに白い帽子を被った小男が立っていた。見覚えはなかったが、男は伯父だと名のった。ちょっと変な感じもしたが、暑さに倒れそうだ、お茶を飲ませろ、というので仕方なく部屋に入れた。男は散らかった…