猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話もかいてた

この季節になると人は高台に移る。地下からゾンビが沸いてでるからだ。街はゾンビでいっぱいになる。が。それもひとときのこと。長雨が、ゾンビを溶かし海に流す。そうしたら、また人は街にもどる。排水口の掃除をするためだ。
 
そいつは言った。
「雨が降るから天気が悪いって、いうけどさ。ぼくは雨も好きだな。雨が降っても、いい天気だよ!」
窓辺のクマは肩をすくめた。
「何か、いいこと言った、みたいな感じだけど。おまえが言うかよ。てるてる坊主。><」
 
母の手を握り、それから。自分でも分からないのだが写真を撮った。黒かった髪は枯れ、ふくよかだった頬もこけ落ちた、これから死にいく人の顔だった。……お母さんにそっくりだね!……と言われるのが好きではなかった。思い出しても仕方のない毛玉のような幼年期。
 
遅刻した淡歩々教室で級友に言われた。「中途半端な時間にくるから怒られる。もう休めばいいのさ」なるほどと思った翌日も寝坊して早速ズル休み。野原は日の光に輝き、世界はのんびり。でもなぜかしら胸も痛む。風が吹いて、ぼくは離陸した。見下ろした淡歩々たちに挨拶。お先に。
 
ボートが一艘、浮かんでいた。湖は静かに丸い月を映している。男は釣り糸を垂れていた。突然、大きな魚が飛び出し船ごと、男をパクリ。しばらくすると波もしずまり、また静か。さっきの水しぶきなど嘘のよう。でも確かに、この明鏡止水の下には、大きな魚が潜んでるいるのだ。