猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

五七五

こんな句をよんだ

歩道橋ひとり上ぼって草の花 雷鳴や次々とくる雲の城 氷水ひと口ごくり秋暑し 秋嵐干しっぱなしの白いシャツ 掃除機を止めて静かに秋の雨 古い家あとの空き地に蜻蛉かな

こんな俳句をよんだ

大口をあけて潰れた南瓜かな はじめてジャック・オー・ランタンを作ったとき。ナイフでジャックの口を大きく開けた。その方がかっこいい気がしたからだが。三日もすると南瓜は張りを失い、ジャックの口は、くたぁ〜 と閉じてしまった。ジャック・オー・ラン…

こんな句をよんだ

手洗いの鏡に映る藪蚊かな 水たまり夕べの稲妻今朝の風 あてもなく集めたシソの葉っぱかな 猫の手に止まる骰子秋の風

こんな句をよんんだ

夕立や水やり係の雨宿り 熱っぽい太もも冷やせ秋の風 汗かいてシャツを着替えて汗かいた

こんな ごもじもじ かいた

ふねはでる ひこうきおりる ごごしちじ さるすべり ぼくものぼって すべりたい しろいくも わるいおとなは くろビール

こんな句をよんだ

頬杖に掃除しろよと蟻の列 絵日記に描いた河童の緑色 逃げ水の見えた所に立つ子供 大風や団扇で扇ぐ蟻の列

こんな ごもじもじ かいた

きのあなに カニのめギロリ びっくりだ コンビニで みずぎのこどもと すれちがう カレンダー スイカのえでも もうあきだ

こんな ごもじもじ つくった

ゆうれいが ゆらす風鈴 涼しすぎ

立秋   

「立秋。暦の上では秋ですが......」という紋切りがぼくは好きだ。テレビでもラジオでも毎年、同じことを言う。でもそう言ってる人は去年とは違う、べつの方なのだ。同じ言葉の繰り返しだけど人の方は移ろってゆく感じが面白い。 今朝、増殖する歳時記(http…

こんな句をよんだ

目覚ましを止めて聞こえる蝉の声

こんな句をよんだ

蝉の声黙って聞いてる金縛り 青い空給水塔より蝉の声

こんな句をよんだ

鎌を手に構えてみたよ夏草に 炎天下。生い茂る雑草に向かって鎌を構えてみた。そんなことをしたって。無論、草はたじろいだりしない。もう少し涼しくなったら、本当に草刈りしようと思った。……という句である。 蔓草やビルの北面征服す 古びたビルの北側の壁…

こんな句をよんだ 足がつり垂直起床の昼寝覚 

足がつり垂直起床の昼寝覚 お昼寝して、うつらうつらしていたら。急に足がつった。速攻、起きて腱を伸ばす運動をした。……という句である。

こんな句をよんだ  耳鳴りと混ぜるとキケン蝉の声 

耳鳴りと混ぜるとキケン蝉の声

こんな句をよんだ  ふらふらと朝一番の棒アイス 

ふらふらと朝一番の棒アイス 朝、目をさまして。習慣のように冷凍庫を開け、習慣のように棒アイスを頬張った。朝ごはん食べなきゃダメじゃん……という句である。

こんな句をよんだ 七の月海に背を向けゲームする 

七の月海に背を向けゲームする 恐怖の大王が降ってきそうな七月、海開きがあって、そのイメージは眩しいほどだけど、ぼくはひとりでゲームするよ、去年も同じこと言ってた気するけどー、って句である。 足を掻き超不機嫌な昼寝覚 座布団を枕に雨の音を聞きな…

こんな句をよんだ

晴れた日にとると甘いよ枇杷の実は 大粒の苺を手にしたお客かな

こんな句をよんだ

人の波 消えてのんびり花は葉に

こんな句をよんだ

帰宅して文鎮かわりの蜜柑かな ……「蜜柑」は冬の季語でした。><

こんな句をよんだ

春雨じゃ濡れていこうと猫の恋 逆光は勝利、季重ねも勝利!……という気持ちで詠んだ。><

こんな句をよんだ

バレンタイン1個たべたよチョコボール

こんな句をよんだ

ガラス越し中庭に咲く梅一輪

こんな句をよんだ

傾いた売家の看板潮の風 海の近く。松林と接した場所に閉めたお店があって、見ると「売家」と書かれた看板が少し傾いでいた。潮風も吹くだろうけど、海のそばに住むのもいいよな、夢だけど、と思ったという句である。 ><

こんな句をよんだ

初夢やぴったり蓋した黒歴史 (≧ω≦;) ため息と雑煮を飲み込む今日の朝 数の子をひと破片だけの味見かな

こんな句をよんだ

ベランダに忘れられてるアロエかな ……歩いていたら、アパートのベランダにアロエの鉢植えが見えた。手入れがされているようには見えず。捨て置かれているようだったが。アロエは凶暴に茂り、陽だまりで花まで咲かせていた……という句である。

こんな句よんだ

冬の雨いってみればそれだけのこと

こんな句をよんだ

四つ角で雨にうたれる芭蕉かな 交差点で芭蕉を見たのだった。夏、見たときは枯れていたのに今日は雨の中で青々としていた。小さなジャングルみたいで、楽しい眺めだった。調べたら、芭蕉は秋の季語だそうだ。あと。芭蕉にせよ、バナナにせよ、大きな草と思っ…

こんな句をよんだ

すたすたと猫が横切る今朝の冬 「今朝の冬」で「立冬」のことだ、って今朝しった。><

こんな句をよんだ

潮風にハッピーエンドの手編みかな マフラーについて考えたのだった。手編みのマフラーにはドラマがある……というか手編みのマフラーはドラマで、よく出てくる。このマフラーは登場人物の思い入れの深さを示す小道具みたいなものだ。そして、しばしば不幸の予…

こんな句をよんだ

鉄塔の見上げた先に渡り鳥